和ダンスは洋ダンスと同じで、凄く取り扱いに気を使う家具の一つです。
上下に別れるタイプがほとんどで、上下のタンスを固定する為のネジを外す必要があります。これは勿論、引越し業者の作業員が責任を持って行いますので大丈夫です。
ただ、中の和服そのものはダンボールなどに荷造りして出しておく必要があります。和ダンスはその形状から、搬出・搬入の際に吊り作業などで最も難易度の高い作業を行う可能性が高いですし、中身の重量で家具そのものがひずみやすく新居での設置後に不具合を生じる原因にもなります。また、大事なお着物がしわになることも防がなくてはなりません。
和服はその形状から、一般的なダンボールでは荷造りが出来ません。引越し業者さんでは1枚300~500円程で販売していますので、見積もり時点や荷造り途中にでも気づいたら営業マンに言いましょう。
総桐の和タンスなどをお持ちで、見積もりに来た営業マンが特に気にも留めず他の家具と同じように見積もりを行った場合は要注意です。一般的なご家庭ではあまり見かけないので、その扱いの難しさを分かっていないケースがあります。勿論引越し専業者の社内研修などで教えられるのですが、現場での経験が無ければわかりません。
そういた場合は、皆さんからその存在を改めて営業マンに言って対応を見ましょう。大事なのは当日の現場作業員の桐ダンスに対する認識なのですが、見積もり時点で、桐ダンスの存在を見積書に記載しなければ引越し当日に現場作業員はそれに対する備えが出来ません。シミなどが出来たりしては大変です。
また、こういった家具は通常の家具を運搬するよりも当然神経も使いますし、時間も要します。ゆっくりやるべき作業なのです。その分見積もり時点で、営業マンがそれをしっかり認識して、それに対する時間分の料金を皆さんにしっかり説明して請求できることが大事です。そういった引越し業者を選択すると同時に、見積もり書にその内容をしっかり記載させるようにしてください。 |