私の経験では50メートル以上離れると一度トラックに荷物を積んだ方が効率は良いかも分かりません。ただ同じ敷地内や数十メートルしか離れていない場所への引越しの場合は、トラックを使わない場合もあります。
台車などを使って旧居と新居の間を直接荷物を運びます。しかし、大抵の引越し業者では一般のご家庭の引越しに用意する作業員は数人です。旧居での家具の梱包・搬出、そして運搬・開梱・設置までをいっぺんにやってしまうのは効率が悪いです。
なぜなら旧居ではダンボールなどの小物が邪魔になって、壁際にある家具を梱包・搬出することが難しいです。かといって新居には壁際に設置することになる大物家具を最初に搬入してしまいたいのです。トラックを使う一般の引越しでは、旧居でまずダンボールなどの小物を搬出しますので、トラックの荷台の奥にそれらが載せられます。そして次に家具が搬出されてトラックに載せられていきます。
ですから新居ではトラックからまず大きな家具が出てきますので、自然と作業がやりやすいような流れになります。近所の引越しではこの流れが逆になってしまいがちなので、経験の少ない作業員がこういった近所の引越しを担当すると、こんなに近くの引越しなのに何でこんなに時間が掛かるの!ということになります。
天気の良い日で、新居の外に荷物を仮置きできるようなスペースがあれば、小さな荷物を旧居からそこまで最初に運んでしまうのも良いでしょう。
とにかく引越しは段取りが大事です。近所の引越しといっても条件はいつも同じではなりません。大きな家や荷物が少ないケースでは、小物が先に搬入されても作業の邪魔にならないかもわかりませんから。
作業責任者のセンスによるところが大きいです。 |