2008/9/20 ゾウのマークでお馴染みの松本引越センターが民事再生法の申請をしました。以前わたしが在籍していた引越し業者ともライバル関係にあった引越し屋さんなので複雑な心境です。
松本引越センターは引越し専業で国内5位に位置している大手ですし、ピーク時の90年代後半には70億円を超える売上高を計上していたそうです。
ところが最近の少子高齢化で引越し1件あたりの単価は下落傾向にあり、さらに不景気と住宅着工件数の大幅減なども重なり値引き競争が激化、加えてガソリン価格の上昇や駐車違反の厳しい取締りなど、引越し業界を取りまく環境の厳しさが限界に達しつつある中で赤字経営となり、今回の民事再生法の申請となったようです。昨年には前社長の自殺ということもあったようです・・・。
ただ、上記の業界を取り巻く不利な状況は松本引越センターに限ったことでは無いんですよね。景気が悪くても競争が激化しても、伸びていく会社は一杯あります。
ここで書くとまるで松本引越センターの悪口を言うみたいで誤解を受けそうですが、普遍的なこととして皆さんには捉えていただきたいです。というのが、そういうものの見方を出来るかどうかが、そのまま良い引越し業者選びを出来るかどうかのキーになるからです。
伸びていかない会社は、そうなるもっと前から分かる人には予想が付くものです。簡単に言えばユーザーから見て買いたいと思う、もしくは買って良かったと言えるサービス・商品を提供できているかどうかに尽きます。それがなぜ出来ないかについてはケースバイケースですし、話が長くなるのでここでは書きませんが・・ |