ある程度の規模以上のマンションでは、管理人さんが8:00頃~17:00頃まで常駐されています。
引越しの営業段階から当日の引越し作業終了まで、この管理人さんとの関係作りが非常に大事です。管理人さんに「信用できそうな作業員だな」「建物に傷をつけそうに無い作業・養生だな」と思ってもらえるかどうかで、当日の作業のやり易さが違うのです。エレベーターを引越し専用にしてもらえたり、「◎◎引越しセンターはいいよ!」って住人の方に宣伝してくれたり良いこと尽くしなんです。
マンションにお住まいの方で、理事会の役員を経験をされたことが方ならお分かりいただけると思いますが、管理人さんは理事会の指示に従ってマンションの構造物を守る為に非常に注意を払われています。
引越し業界から外れた今の立場なのではっきりと申し上げる事が出来ますが、マンションの住人には必ず口うるさいタイプの方がおられて(笑)、大抵そういう方は理事会の中でも理事長を勤められます(言っちゃった~♪)。その方が管理人に辛くあたるんですね。
私が作業員であった当時、マンションの管理人さんって凄く嫌なタイプが多いな~と思っていました。まるで引越し業者を目の堅きにしている人が多いのです。マンションに住んだ経験が私には有りませんでしたし、「管理人」というのもマンションの管理会社から派遣されている人という認識が私にはありませんでした。ですから、凄く偉そうに私に接してくる「管理人」は、住人の中でも凄く偉い人なんだ!という風に感じていました。
私は現在あるマンションに住んでいますが、管理人さんが結構変わる時期がありました。で、その時の理事会の主要ポジションの方がなかなか手ごわい人だったのです。そういえば作業員時代に突っ込んで話をしてくれたある管理人さんが教えてくれたことがありました。「何かあると理事長に私が怒られる・・」ということなんです。
全てのマンションでこの様なことがある訳では無いと思うのですが、管理人さんは一定のサイクルで違うマンションへ変わられたりします。当然過去の経験がトラウマになっている人もいるでしょう。
ですから、何人かに一人の割合で警戒心が異常に強い管理人に出会います(笑)
作業員や営業マンが管理人さんに挨拶をして、引越しの作業がスムーズに行くことを心がけるのは当然なのですが、引越しをされる皆さんも「管理人」さんの大変さはご存知でしょうから、引越しの際には一言声をかけられると全てが上手く回ると思います。
少しマニアックな話題でしたが・・
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