「当店は、荷物を受け取る時に、第4条第2項各号に掲げる荷物、貴重品(第4条第2項第1号及び第3号に掲げるものを除く。)、壊れやすいもの(パソコン等の電子機器を含む。第24 条第2項において同じ。)、変質若しくは腐敗しやすいもの等運送上特段の注意を要するものの有無並びにその種類及び性質を申告することを荷送人に求めます。」とあります。
基本的に破損が起こった場合、現状復帰の為の修理を行うか、それが難しい場合は時価相当の補償を行うことになります。上記のような荷物が有るかどうかの確認を業者が求めたにも関わらずお客様からの申告がなく起こった破損に関しては、業者側に損害を賠償する責任はありません。
アンティークなどの高級家具や婚礼家具など、修理はできても二度と同じものが手に入らないという家具をお持ちの方があります。引越しをして家具を動かす以上、破損する可能性は常にあります。業者側に貴重であることを伝えることによって、特別な保険に別途加入する方法や、根本的に他のものと分けて運搬する方法、もしくは特別な業者に依頼する方法などの提案が得られます。
最悪破損した場合、管理人の経験ですが修理業者さんには非常に腕のよい方がおられます。家具に穴が開いたような酷い破損でも塗装なども他の部分の日焼けや劣化の具合に合わせて全く他の部分と見分けがつかない様な感じで仕上げてくれます。起きてしまったことは仕方ないのですから、引越し業者が進める修理業者かご自身で見つけた修理業者に依頼してみましょう。勿論その場合の修理代は引越し業者の負担になります。
また、価値が測りにくいパソコンのデータなどは問題が起きてからではどうしようも有りません。必ずバックアップを取って置くようにしましょう。
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